会社設立時にはいろいろな手続きが・挨拶状のマナーを理解しよう

起業する際にはいろいろな準備にてんてこ舞いになるでしょう。いろいろな作業をしなければなりませんが、その中でも欠かせないのが挨拶状を取引先などに送付することです。挨拶状の書き方にはマナーがありますので、失礼のないように作成することが大事です。

1.起業時の挨拶状のマナーの基本

起業したらお世話になっている人に挨拶状を送るのは一種のマナーです。また先方に自分が独立したことを知らせることができるので、今後のビジネスでもプラスに作用します。挨拶状を作成する際には、手紙で郵送するのが好ましいです。中にははがきで作成するところもあるようですが、受け手の中には「自分のことを軽視している」と思う人もいるからです。

また宛名ですが社名+御中だけでなく、代表者の名前も記載しましょう。もし社長とは面識がなく、ほかの方とお付き合いしているのであればその人の名前と役職を明記することです。挨拶分の内容ですが、頭語と結語、時効の挨拶はマストです。その上で日ごろからお世話になっていること、会社設立したことなど必要事項を簡潔にまとめましょう。最後に自社の住所や電話番号、メールアドレス、会社名、代表者名などを記載してください。

・いつまでに送るのが好ましい?

挨拶状は早めに送るのがマナーとされています。会社スタートして1週間以内までに先方に届くように手配をしておきましょう。企業の際にはいろいろと手続きがあるので、挨拶状の作成まで手が回らないという人もいるかもしれません。その場合には印刷会社など挨拶状の作成代行しているところがあるので、業者に頼るのも一つの方法です。

2.メールで挨拶状を送付するのは?

普段メールを使ってメッセージのやり取りをしている方も多いでしょう。挨拶状もメールで済ませたいという人もいるかもしれません。しかしメールだと「失礼な!」と気分を害する人もいるでしょう。ですからきちんと相手を見極めてメールは送信すべきです。メールで作成する場合には懸命に「会社設立のご挨拶」として、会社設立した旨、「ご支援のほどよろしくお願いします」といった文章で締めましょう。手紙のように頭語や結語は必要ありません。

・サイトでアピールも

自社サイトがあれば、会社設立した旨をここで紹介するのも一つの方法です。そうすれば今までお付き合いのない会社ももしかすると目にするかもしれません。目にしたところから新規ビジネスの話が持ち込まれる可能性も考えられます。社名や住所変更した際にも自社のホームページに記載するとアピール効果が期待できます。

3.まとめ

起業する際には手続きや準備で忙しいので、挨拶状まで気が回らないという人もいるでしょう。しかし何かをスタートする際に挨拶することは非常に大事なことです。挨拶状をきちんと作成できるかどうかで今後の商売にも影響が出てくるかもしれません。先行投資という意識を持って、マナーに則った挨拶状を作成しましょう。